風鐸・風鈴のチカラ

風鈴
お住まいの場所によっては
“音”の問題は結構デリケートで
ご近所への配慮が必要なケースも
少なくないかもしれませんが 夏の風物詩とも云える “風鈴” 涼やかなガラス製のものから 真鍮などでできたものまで サイズやカタチもさまざま。 “リーンリーン”と奏でる
音色は、風の存在と涼感演出の
知恵の凝縮のようにも見受けますが そもそも風鈴は “風鐸”(ふうたく)というものが ルーツだそうです。 風鐸は仏堂や 仏塔の軒の四隅などにつるす 青銅製の鐘形の鈴で この鈴は強い風が吹くと “カランカラン”と 鈍い音がするそうです。 古来、強い風は 流行病や悪い神をも運んでくると 考えられていたことから 風鐸は邪気除けを願い この音が聞こえる範囲は聖域で 災いが起こらないと 信じられていたのだとか。 その後 気温や湿度が上がる夏の時期は 菌なども繁殖しやすく 病などが広がるため 魔除けや暑気払いの器具として 庶民に“風鈴”が 定着していったそうです。 いまはライフスタイルや 価値観も様々なので 風鈴はNGな地域や方も いらっしゃるかもしれませんが 本来の意味を知ると また風鈴の存在も異なって 五感に届きそうです。 きょうものぞいてくださって ありがとうございます。 ご縁に感謝をこめて。

投稿者プロフィール

あおきしほこ
<カウンセラー/ディレクター>
情報過多でスピードが早い昨今。自身を見失ってしまいそうになる日々。一番大切かもしれない“ココロ”のメンテナンスのお手伝いができたら幸せです^^そのヒトやその風土が保つ、オリジナルの魅力・原石を磨くお手伝いを生業に(株)ポテンシィ(https://potency.jp/)の代表もしています。★以下のYouTube▶のアイコンをクリックしていただくとポテンシィサイトをご高覧いただけます。

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